Google の検索クエリがガクッと減ってモニョっとしている @toshiya240 です。
Jekyll という Web サイトジェネレータを最近知りました。
jekyll
面白そう♪
なんて読むの?
「ジキル」と読むようです。「ジキル博士とハイド氏」の「ジキル」ですね。私は読み方がわかりませんでした。
『ジキル博士とハイド氏』(ジキルはかせとハイドし、原題:『ジキル博士とハイド氏の奇妙な物語』(The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde))は、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの代表的な小説の1つ。1885年に執筆され、翌1886年1月出版。通称はジキルとハイド。via ジキル博士とハイド氏 - Wikipedia
Jekyll とは
Jekyll はブログを意識したシンプルな静的サイトジェネレータです。 オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby で実装されています。
Jekyll is a simple, blog aware, static site generator. It takes a template directory (representing the raw form of a website), runs it through Textile or Markdown and Liquid converters, and spits out a complete, static website suitable for serving with Apache or your favorite web server. This is also the engine behind GitHub Pages, which you can use to host your project’s page or blog right here from GitHub.via Home · mojombo/jekyll Wiki
ここで言う「シンプル」というのは、「簡素」または「質素」という感じで、 Jekyll 自体は基本的な仕組みを提供するに留まりますので、 ページデザインや RSS などは別途用意する必要があります。
Jekyll Bootstrap や Octpress と言った Jekyll ベースのブログフレームワークもあります。
また、GUI はなく、コマンドラインでの操作になりますので、ギーク 向けと言えるでしょう。
Jekyll の特長
私が注目した Jekyll の特長は以下の 4 つです。
- コンテンツを Markdown 記法で記述することができる
- GitHub Pages ですぐに始められる
- コンテンツは事前に作成しておくのでサーバの負荷が低い
- プラグイン機構があり拡張可能
コンテンツを Markdown 記法で記述することができる
Markdown いいですね。Markdown 好きです。 私は以下のように考えています。
via Happy-Go-Lucky: Markdown 記法で HTML と疎遠になるMarkdown 記法を用いることで、以下のメリットが得られると私は考えます。
- 素早く書ける
- 編集しているテキストが見やすい
しかし、MarsEdit のフィルタを用いて Markdown で書いて Blogger に投稿する場合は Blogger が Markdown を受け付けるわけではないので、投稿前に HTML に変換する必要がありますし、投稿済みの記事を更新する際には HTML を編集することになります。
つまり、新規投稿時にしか上記のメリットが得られないのです。
Jekyll の場合、原稿は常に Markdown にすることができるので、 取り扱いは楽になるのではないかと思います。 例えば、すべての記事から特定のパターンを検索して修正する場合は、 Markdown 記法で記述されたテキストファイルに対して処理すればよいのです。 Unix コマンドや Ruby, Python などのスクリプト言語でササッとできそうです。
参考
GitHub Pages ですぐに始められる
GitHub Pages では Jekyll が使えます。 ユーザーページのリポジトリを作成して、ローカルの clone に Jekyll 用のファイルを登録して push すればサイトを構築することができます。 更新時はローカルのファイル更新して git push です。
GitHub Pages は独自ドメインを設定することができる のもよいですね。
GitHub Pages
これも最近知った(>_<)
via Using Jekyll with Pages · github:helpUsing Jekyll with Pages
In addition to supporting regular HTML content, GitHub Pages support Jekyll, a simple, blog aware static site generator written by our own Tom Preston-Werner. Jekyll makes it easy to create site-wide headers and footers without having to copy them across every page. It also offers intelligent blog support and other advanced templating features.
ちなみに 私は Git リポジトリの操作には SourceTree をよく使います。
SourceTree (Git/Hg)
バージョン: 1.5.6
現在の価格: 無料
サイズ: 24.4 MB
カテゴリ: 開発ツール, ユーティリティ
販売元: Torus Knot Software Ltd - Torus Knot Software Ltd
全てのバージョンの評価: ★5.0(60件の評価)
コンテンツは事前に作成しておくのでサーバの負荷が低い
Jekyll は静的なサイトジェネレータです。 WordPress のように Web ブラウザからリクエストを受けてから HTML を生成するのではなく、事前に HTML(など) を生成しておき Web サーバに置く形になります。 MovableType に近いでしょうか。
ということは、サーバへの負荷が少ないことがメリットになります。 しかし、コンテンツの更新時はサイトのすべてのファイルが再生成されるようですので、 コンテンツが増えてくると更新に時間がかかるようになるでしょう。 これも MovableType に似ていますね。
また、ローカルで Jekyll を動作させることができるので、極端な話、 サーバは Web サーバでさえあればよいのです。 Amazon S3 にファイルをホストしている方もいらっしゃるようです。
プラグイン機構があり拡張可能
Jekyll にはプラグイン機構があります。 こちら を見るといろいろなプラグインがあるようですね。
「う〜ん。ここがイマイチなんだよなぁ。こうだったらいいのになぁ。」 というときにカスタマイズする余地があるのはよいですね。 なんでもかんでも対応できるわけではありませんが。
Jekyll 面白いよ
というわけで、Jekyll はヒジョーに興味深いです。
ただし、iPhone から記事の投稿を実現するには何らかの仕組みを作り込む必要がありますので普段使い(って何だ?w)には向かないかもしれません。
できないなら、できるようにしてやろうじゃないか! という可能性があるのが楽しいじゃないですか。
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