今回は Thunderbird でメールを見やすくする 3 つのアドオンを紹介します。
古くからあるアドオンですのでご存知の方も多いでしょう。ですので、サラッと行きます(^^)
- 引用文の前景色と背景色を変更できる Quote Colors
- 引用文を折り畳むことができる QuoteCollapse
- 送信元のメーラをアイコンで表示できる Display Mail User Agent
引用文の前景色と背景色を変更できる Quote Colors
Quote Colorsは引用文の前景色と背景色を階層ごとに変更することができます。
Thunderbird の引用文はアドオンなしの状態では次のようになります。
Quote Colors をインストールすると引用文は次のようになります。
Quote Colors では、前景色と背景色だけではなく、線の幅や線の種類、上下左右のどこに線を表示するかなどを設定することもできます。
上のスクリーンショットは私の設定です。初期値は忘れてしまいました(^^;
引用文を折り畳むことができる QuoteCollapse
QuoteCollapseをインストールすると引用文を折り畳むことができるようになります。
悲しいことに、不要な引用のあるメールを受け取ることも多いので、運が良ければ必要のない引用文を読まなくて済むかもしれません。;-p
QuoteCollapse をインストールすると引用文は次のようになります。
折りたたまれた引用を開いていくと次のようになっていきます。
一段目を開いたところ
二段目を開いたところ
三段目を開いたところ
なお、Shift キーを押しながら開くと、折りたたまれた部分をすべて開いた状態にすることができます。
送信元のメーラをアイコンで表示できる Display Mail User Agent
Display Mail User Agentは送信元のメーラのアイコンをヘッダービューに表示します。送信元のメーラはアドオンが対応しているものでなければなりませんが、個人的な感触では大抵のメーラはカバーされていると思います。
Display Mail User Agent による表示は次のようになります。
Thunderbird for Windowsの場合
Becky! の場合
JavaMailの場合
送信者がどのメーラを使用しているかということはそれほど役に立たないかもしれませんが、使っている道具にその人の思想が反映されることがあると思うのです。それぞれの道具には思想があり、その思想に一定以上の共感を持っているからこそ、その道具を使う。少なくとも私はそうなのです。メーラなどの場合、OS 付属のものや、所属する組織で指定(推奨)されたものを使っている方が多いと思いますが。
まとめ
今回は、メールの表示をカスタマイズするアドオンを 3 つ紹介しました。
お仕事では大量のメールを受信しますので、少しでも見やすく、また MUA の表示などちょっとした遊び心も混じえて、気分良くメールを読みたいのです。
そうそう、私の使用するメーラの変遷は次のような感じです。
MH-E
↓
Mew
↓
Gnus
↓
Wanderlust
↓
EdMaxフリー版
↓
Thunderbird←イマココ
ご覧のように最初は Emacs でメールを読んでいました。一時期 mutt に乗り換えたこともありました。就職して普段使用する PC の OS が Windows になってからも、Meadow で頑張っていましたね(^^;
ある時期から、elisp パッケージのアップデート作業の負担に耐えられなくなり、イマドキのメーラに乗り換えたのです。
おっと、脱線しました。
Thunderbird はアドオンが多く、カスタマイズ性が高いのが魅力です。その気になれば自分でアドオンを作って(用意されている枠組みの中で)自分の思い通りに拡張することもできるでしょう。
そうは言っても、なかなかアドオンの開発をするに至ることはありません(^^; そこまでできるとハッカーらしくてよいのですが。
うーん。まとめになっていませんが、今回はここまで。