「能率」と「効率」の違い

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Find the meaning of my life.: 「能率」と「効率」どっちを重視すれば良いのか?

を読んで考えてみました。

「能率」と「効率」をそれぞれ大辞林で調べてみると、以下のように定義されています。

のうりつ 【能率】
  (1)一定の時間内にすることのできる仕事の割合。仕事のはかどり具合。効率。
  「仕事の—を上げる」
  「—よく働く」
  (2)〔物〕 モーメント(3)に同じ。
こうりつ かう— 【効率】
  (1)機械作業などをする際に、その仕事量とそれを行うのに要したエネルギー量との比。
  「熱—」
  (2)(費やした労力に対する)仕事のはかどりぐあい。能率。
  「—のよい作業方法」

能率の(2) は物理の話なので置いておくとして、一方の定義に他方が出現しているので、意味は同じと考えられます。

と言ってしまうとツマラナイので、やはり分母に注目して、違いを考えてみると、

「効率」はエネルギーの変換率であり、「能率」は時間の変換率だ。

と、私は思います。

たとえば、以下のような場合を考えます。

  • A さんと B さんが同じ量の仕事を与えられたとします。
  • その仕事はいまから1時間後までに完了する必要があります。
  • A さんの効率は B さんの半分だとします。
  • A さんは、 1 時間かけて仕事を完了させました。
  • B さんは、最初の 30 分は仕事をしないでネットサーフィン(死語かな?)をしていましたが、残りの 30 分で仕事を完了させました。
この場合、A さんと B さんの能率は同じです。

上記はあまりよい例でないと思っていますが、何が言いたいかというと、「能率が良い人」は「時間の使い方がうまい人」で、「効率が良い人」は「仕事のやり方(の使い方)がうまい人」ではないかと私は思うのです。

そう考えると、「能率手帳」や「効率が10倍アップする新・知的生産術」は納得できます。(効率が上がった結果、能率も良くなると思いますけど。)

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